スピルリナが 感染症を防ぐ!

 日本栄養・食糧学会が2000年5月12日〜14日松山市の愛媛大学で開催され、大日本インキ化学工業(株)と女子栄養大学との共同研究テーマ「スピルリナ摂取がヒト唾液中に分泌される免疫グロブリンA抗体量に及ぼす影響」について発表がありました。

 被験者の唾液中IgA抗体量を測定し、スピルリナ使用歴の有無、摂取期間および年齢との関係について調べると、男性および40〜59歳の群は、スピルリナ使用期間が1年以上では半年未満に比較して有意に高いIgA抗体量を示しました。

 本研究で、唾液中のIgA抗体量を測定していますが、これは粘膜免疫応答で産生される分泌型のIgA抗体量を反映しています。
 女性では男性ほど顕著な傾向がみられませんでしたが、これはIgA抗体産生が神経内分泌とも関連があることからホルモンの影響が考えられました。

 歳を重ねると粘膜表面の機能不全の傾向がみられ、それが感染症増加の一因とも考えられていますが、本研究でスピルリナを1年以上継続使用すると唾液中のIgA抗体量が増え、感染症に対する抵抗力が獲得されることが分かりました。

【ご参考】  免疫グロブリン(Immuno‐globulin=Ig)とは、ウィルスや花粉など体にとり異物(抗原) となるものにくっついて無毒化、中和するたんぱく質(抗体)の一種で、免疫作用を有するのでこう呼ばれます。
 抗原と抗体は「鍵と鍵穴」との関係にたとえられるように特異的に結合します。
 ヒトは1億種もの異物への抗体をもち、一つの抗原に対してM、D、G、E、Aの5種類の抗体、 IgM、IgD、IgG、IgE、IgAがあります。
 異物が体に侵入すると先兵隊としてIgMがつくられ、次いで主役のIgDが出てきます。
 ご存知のようにアレルギーを起こす物質と結合したIgE抗体が増えるとアレルギー症状が出やすくなります。
 IgA抗体は粘膜、唾液、母乳、鼻水中に分泌され、病原菌が体内に入るのを防いでくれます。
 
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