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頭のよい子は食生活から
 頭のよい子は、脳の神経細胞の機能がよいということです。脳の機能を高める食べ物、栄養素については、私たちも関心の深いところです。
 家庭内暴力や校内暴力などを起こす問題児の多くに、偏った食生活が見られ、食事療法により改善された例も少なくありません。
 疲労回復剤としてよく使われる、B1をはじめ、B2、B6、B12など、いずれも不足すると情緒不安定、協調性の欠如、集中力の低下などの神経障害が現れます。
 ビタミンB類は、たんぱく質や脂肪、炭水化物の代謝を担う物質で不足するとそれぞれの栄養素の働きが鈍ってしまいます。
 中でも重要なビタミンB1は食品の調理加工によって失われやすく精白米や、白パン、ラーメン、白砂糖などの加工精製食品の消化と代謝にB1類が必要となり、B1を充分に供給しないままにこうした食品を多くとると、B1不足がいっそう促進されます。その意味で昔ながらの精製度の低い食品の方が望ましいのです。
 B1類は豚肉やレバー、納豆、チーズ、ごまやピーナッツ、海苔、わかめなどに多く含まれており、とくにB類は蓄積されないため毎日とることが大切です。

 たん白質は言うまでもなく、身体を構成する細胞の主成分で、脳の細胞も例外ではありません。
 体の成長にたん白質が欠かせないように、脳の発達と機能強化のためにもたん白質は重要な栄養素といえ、アミノ酸組成のよい良質たん白質であるとともに、グルタミン酸が多いことが条件です。
 それは脳細胞にはグルタミン酸が血中濃度の6〜7倍も含まれており、、脳細胞の興奮と抑制のしくみを支えているからです。
 グルタミン酸は、肉、魚、大豆製品などに含まれていますが、肉なら自然飼育、魚なら天然魚が望ましく、加工品ではかつお節やジャコ、凍り豆腐や湯葉などで、特に麦は豊富なグルタミン酸が含まれています。

 リノール酸に代表される不飽和脂肪酸は、脳細胞の発達に欠かせない栄養素です。
 植物油に含まれているのは一般的に良く知られていますが、その他にも、くるみやごま、ピーナッツなどの豆類、いわしやサンマ、ニシンなど、天然の魚も不飽和脂肪酸のよき供給源です。

 ある自閉症児の調査によると、海藻類や野菜嫌いが多く、ミネラル不足が目立っています。
 ミネラルの中でも脳の働きに関係が深い鉄分が不足すると貧血を招いて脳が酸素不足になり、疲れやすくなります。またカルシウムが不足すると、神経が過敏になったりイライラしやすくなり、結果的には、脳のスムーズな活動を妨げることになります。
 カルシウム源として小魚がよいといわれますが、乳製品の方も吸収が早く、効率的に供給できます。海藻類や葉菜類、パセリや小松菜などに特に多く含まれているため毎日食べるよう心がけましょう。

 脳のエネルギー源であるブドウ糖の供給源として糖質、不飽和脂肪酸の老化を防ぐビタミンE、そして、細胞のつくりを堅固にして、その働きを高めるビタミンC、全身の成長、発達を図るビタミンAなど脳の働きをよくする栄養分として欠かせません。
 こうした栄養は、正しい食生活をしていれば十分取れますが、どれかひとつを集中的にとっても効果はなく、頭をよくする食事も栄養のバランスをよくすることが大切です。
 
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